寒くなってくるとインフルエンザのことが気になりますね。
周りでも予防接種はうける?とか、学級閉鎖になっちゃって・・・なんて話題が多くなってきます。
空気が乾燥し、体も冷えると体調が崩れやすくなるので、免疫力をあげてなんとか体を守りたいところですね。
そこでおすすめなのが 緑茶 です。
緑茶大好きピヨ
緑茶は免疫力を上げる飲み物として医療従事者の方たちにも断トツで人気があるんです。
今回は免疫力を高める緑茶の効果や、効果的な飲み方などを詳しくご紹介します!
■こんな人におすすめ
・インフルエンザなどの感染症から身を守りたい人
・免疫力を上げることに興味がある人
・簡単・手軽に免疫力をあげたい人
緑茶には免疫力アップ以外にも体に良い効果がたくさんあるので、ただ飲むだけでいいなら飲まなきゃ損です!
免疫力アップに緑茶がおすすめの理由
緑茶に含まれるカテキンには、ウイルスなどの感染を防ぐ効果があり、日本だけではなく海外からもとても注目されている成分です。
この緑茶のすごい効能はお医者さんにも人気があります。
実際に、病院へいくと診察中にこまめに緑茶を飲んでいる先生も多く見かけます。
インフルエンザのワクチンはA型・B型などの「型」が合わなければ効果はありませんが、カテキン(ECGC)は「型」に関係なくどの型にも効果が見込めるとされています。
小学生を対象とした調査では、緑茶を1日1〜5杯、週6日以上飲むと、インフルエンザの発症が40〜50%減少した
すごい効果だね!これは飲まなければ!
ただ飲むだけだから楽ちんピヨ
お茶の種類としては、カテキン含有量の豊富な『煎茶』がおすすめです。
効果のあるお茶の飲み方
少量ずつでも20分間隔などちょこちょここまめに飲みましょう。
喉が乾燥しているとウイルスが付着しやすくなるので、殺菌効果のある緑茶をこまめに飲むことで効果が上がります。
また、血液やリンパ液などの流れがよくなります。
お茶に含まれるカテキンの種類
さて、ここからはカテキンという成分についてみていきましょう。
カテキンはポリフェノールの一種で、お茶特有の苦味・渋みのもととなる成分です。
お茶に含まれるカテキンには4種類あります。
① エピガロカテキンガレート(EGCG)
② エピガロカテキン(EGC)
③ エピカテキンガレート(ECG)
④ エピカテキン(EC)
①・②の成分が特に重要なので、こちらの2つの成分について細かくみていきましょう!
全部名前が似ててややこしいね
エピガロカテキンガレート(EGCG)
効果
【EGCGの特徴】
■緑茶の成分の中で含有量がもっとも多く、全カテキン量の約半分を占める。
■苦味と渋みがあり、温度が高いほど溶け出しやすい
ウイルスは喉の細胞にくっつくことで人に感染してしまいます。
そこに立ち向かってくれるのがEGCG!
EGCGはウイルスの表面にある突起に付着することで、喉などの細胞にウイルスが吸着するのを阻止し、感染を防いでくれます!
インフルエンザや風邪の原因となるウイルスに作用し、感染を防ぐ働きがあることが明かになっています。
また、新型コロナウイルスに対しての有効性はまだ実証されていませんが、効果がある可能性があり、研究が進められています。
コロナに有効だと良いピヨね
抽出の仕方
EGCGは80℃くらいの温度で最も抽出されやすく、逆に沸騰したお湯だとせっかくのEGCGの成分が壊れてしまうので、気をつけましょう。
熱いお湯で抽出したお茶は冷めてもEGCGの量は変わらないので、熱々で飲まなくてもOK!
エピガロカテキン(EGC)
効果
EGCは細菌やウイルスを取り込んで消化し、白血球の一種「マクロファージ」を活性化することで免疫力を高めてくれる効果があります。
このマクロファージという細胞がものすごく頼りになる細胞で、死んだ細胞や異物を自分の中に取り込んで処理してくれます。
ウイルスや細菌だけではなく癌細胞にも有効ということで研究が進められている注目の細胞です。
また、EGCは粘膜免疫系の働きをよくし、病原体の侵入を防ぐ効果があります。
先ほどのEGCGとは違う方向から免疫力をあげてくれます。
抽出の仕方
EGCはEGCGとは逆で、水出しの方が効果を発揮します。
そして、水出し緑茶はカフェイン・苦味・渋みも抑えられます。
また、アミノ酸(旨味成分)を多く引き出すことができるので、お湯でいれるよりも旨味をより強く感じられます。
子供でも飲みやすいピヨ
<準備するもの>
冷水ポット・水1L・茶葉15g
①冷水ポットに茶葉をいれる。(茶こしがついていない場合はティーパックに入れると、あとで茶葉を捨てやすい。)
②水を注いで、冷蔵庫で一晩冷やす。
ゆっくり抽出することで美味しいお茶になりますよ。
熱いお茶と水出しお茶どっちの方が良いの?
熱いお茶も水出しのお茶もどちらの効果も魅力的ですが、結局免疫力アップにはどっちの方が良いのでしょうか?
答えは
好みの方をこまめに飲む
これが1番です。喉を潤わせ続ける意味でも続けることが大切なので、自分の好きな飲み方でこまめに飲み続けましょう。
両方の効果を得るのにおすすめの方法はこちら。
【外出中】
ウイルスが体内に入る可能性が高い外出中は、熱湯で抽出したお茶をタンブラーに入れて持ち歩き、こまめに水分補給。(冷めても効果は変わらないので熱々じゃなくてOK)
【家の中】
水出しのお茶をゆっくり飲む。
緑茶の効能
緑茶の免疫力アップの効果以外にも、緑茶には体に良い成分が盛り沢山!
■糖尿病の改善
■認知症の予防
■脳梗塞リスクの低下
■リラックス効果
■癌の抑制
■食中毒の予防
■虫歯予防
■ダイエット効果
■アレルギー・花粉症の抑制
とにかく体に良いことだらけですね!
これを知ってからコーヒー大好きでしたが、緑茶をたくさん飲むようにしています。
ちなみに、生姜パワーも負けずにすごいですよ!
まとめ
お茶にも安いのから高いのまでたくさんありますが、免疫力アップを重視するのであれば、安いお茶の方がカテキンの含有量は多いので安い茶葉でOKです!
飲んですぐ効果があらわれるというものではありませんが、いろいろな検証で実際に免疫力が上がるという結果が出ているので、カテキンの力を信じてこまめに飲んでいきましょう!
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